PowerPC用Ubuntuをインストール
isoイメージの入手
- https://wiki.ubuntu.com/PowerPC から isoイメージ をダウンロードする。
- iso イメージは 720MB 程度あって通常のライティングソフトでは焼けないため、 Windows 用フリーウェアの DeepBurner で CD-R(700MB) にオーバーバーンで焼く。
作業手順
- 電源投入
- CD-R をドライブにセット
- C キーを押し続ける
- Live 版 Ubuntu が起動する
- 案内画面に従って Ubuntu をインストール
- HDD から Ubuntu を起動
- 日本語 Language Pack などをインストール
- xorg.conf を書換え
- usplash.conf を書換え
- 再起動
- メニュー[システム] → [設定] → [ディスプレイ] で、画面解像度を 1024x768 60Hz とする。
- 完了
xorg.conf の書換え
- Apple Studio Display は、Ubuntu の表示解像度 (800x600) のリフレッシュレートに追従できず黒画面となった。
- 一時的に他のマルチスキャンディスプレイを接続、表示する。
- xorg.conf を調整して 1024x768 60Hz とする。
- インストール直後の Ubuntu は xorg.conf が無いので手動作成する。
- GDM サービスを停止し CUI でログインしたあと、 xorg.conf を ~ (ホームディレクトリ) に作成する。(xorg.conf.new のファイル名で作成される)
# service gdm stop
# Xorg -configure - /etc/X11/ 以下に xorg.conf をコピー
# cp ~/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf
- xorg.conf を編集する。
# vi /etc/X11/xorg.conf
- 参考URL
xorg.conf の内容
- 参考URL
- http://assam.iic.hokudai.ac.jp/~josch/workshop/linux/lin-inst/modeline.htm
- Section "Monitor" 内の Modeline 行は、コマンド gtf 1024 768 60 を参考にした。
- Apple Studio Display の xorg.conf 設定は、この URL を参考にした。
スプラッシュ画面の変更
Ubuntu起動時に画面が真っ暗になるので、スプラッシュ画面を 1024x768 へ変更する。
- usplash.confを書換え
# vi /etc/usplash.conf
xres=1024
yres=768 - 変更を反映。
# update-initramfs -u -k all
- 再起動する。
- 参考URL
デュアルブート
今回使用したマシンは2台のHDDを搭載しており、Primary Slave には予め MacOS X がインストール済みだった。
PowerPC 用 Ubuntu を Primary Master にインストールしたところ、自動的にデュアルブート環境が設定された。
起動直後の画面は次のとおり。(ここで x を押下すると MacOS X が起動する)
First Stage Ubuntu Bootstrap
Press l for GNU/Linux,
x for MacOSX,
c for CDROM.
Stage 1 boot: _
Loading second stage bootstrap...
続けて以下のメッセージ
Welcome to yaboot version 1.3.13
Enter "help" to get some basic usage information
boot: Linux
Please wait, loading kernel...
Elf32 kernel loaded...
loading ramdisk...